【ニューデリー】電力省はNational Thermal Power Corporation (NTPC)とPower Grid Corporation of India Ltd (PGCIL)の売却の可能性を研究している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが水曜(5/31)伝えたところによれば、電力省幹部は火曜に会合し、関係問題を協議した。P.R. Kumaramangalam電力相が座長を務めた同会議の席上、政府権益処分のコンサルタントを務めるIndustrial Credit and Investment Corporation of India(ICICI)は、1ヶ月以内にNTPC/PGCILの売却に関するロード・マップを作成するよう指示された。ICICIは、PGCILを地域別に5つの企業に分割し、分割後、それぞれの企業ごとに政府持分を売却することを提案している。
NTPCに関しては、ICICIは、個々の発電所ごとに政府持分売却の可否を研究するよう指示された。最近設けられた発電所に関しては、今後一層の設備拡張が予定されており、こうした段階で政府権益を売却することに反対する向きもあるとされる。
電力省は政府持分処分局(DOD)からコンサルタントを指名し、NTPCの組織再編に関する報告書を作成するよう勧告されている。政府持分処分に関する前回の次官会議の席でも、電力省は6ヶ月以内にコンサルタントの報告書を準備するよう求められた。この日の会議はこうした経緯を経て催されたもの。
電力省はNTPCに対し、ICICIとSBI Capital Markets Ltdをコンサルタントに指名し、需給バランスや資源利用、あるいは中央政府傘下の公共企業(PSU)が抱える問題に関して調査するよう指示している。
電力省は、National Hydro-electric Power Corporation (NHPC)については、如何なる政府持分の売却も提案していない。電力省は合弁方式により水力発電能力を拡張すると言う案を支持しているとされる。
アルナチャルプラデシュ州におけるDehang とSubansiriのメガ水力発電プロジェクトに関しては、電力省は電力税を徴収し、プロジェクトの資金需要に応じる可能性を研究している。政府は特別機関を設けて水力発電プロジェクトを進める計画と言う。