2000-05-31 ArtNo.22630
◆米国VC、マイクロソフトとインディアン・ファンド創設
【ニューデリー】米国の大手ベンチャー・キャピタル会社Insight Capital Partnersは、マイクロソフトと手を結び、インドにおけるEコマース関連プロジェクトに投資する新ファンド“ConnectCapital”を創設した。
インディアン・エクスプレスが30日報じたところによれば、同ファンドは当面年間7500万米ドルほどを投資、順調なら投資額を年間1億米ドルに引き上げる。同ファンドには、i2 Technologiesやデル社Michael Dell氏傘下のMSD Capitalも出資する見通しだ。
これはマイクロソフトが投資する2番目のインド・ベンチャー・キャピタルで、これ以前にマイクロソフトはChrysalisに500万米ドルを出資している。ChrysalisがB2C(ビジネス対消費者)ポータルへの投資に積極的なのに対し、ConnectCapitalはB2B(ビジネス対ビジネス)、取り分けスタートアップ企業のインキューベーションに照準を合わせるものと見られる。
ニューヨーク及びアムステルダムに拠点を有するInsight Capitalの取締役会にはGoldman SachsのSteve Friedman前会長兼CEOが名を連ね、シティグループのRobert Rubin会長も同社の特別パートナーを務めている。
|