1995-07-06 ArtNo.2261
◆<星>スンバワン、建材会社RDCの一部権益をサリムに売却
【シンガポール】政府系複合企業スンバワン・コーポレーションLtd(SCL)は上場建材会社リソーシズ・デベロプメント・コーポレーション(RDC)の15%権益をインドネシアのコングロマリット、サリム・グループに2344万Sドルで売却した。
SLCが4日発表したところによると、これにより同社のRDC持ち株比率は50.6%に縮小した。売却価格は1株当たり6.25Sドルと、月曜のRDC終値5.75Sドルに比べ、8.7%のプレミアム付き。SCLは権益売却の理由として、RDCのアジア太平洋地域、取り分けインドネシア、中国における業務計画にサリムとの提携が助けになるとしている。ちなみにマレーシア・ホンリョン・グループ(MHL)の最近のヨー・ヒャップセン社に対する公開買付提案に際しても、SCLはサリムとともにMHLに加勢している。
インドネシア・グループによるシンガポール上場企業の権益買収がこのところ相次いでおり、これらにはスハルト大統領の子息バンバン・トリハトモジョ氏によるバン・デル・ホルストの10.3%権益買収やナパン・グループを率いるヘンリ・プリンバディ氏によるアムコルの5.11%権益買収が含まれる。(ST,BT,LZ:7/5)
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