SEAnews 2000-05-26 ArtNo.22588

【ハイデラバード】ハイデラバード拠点のソフトウェア・ソルーション／製品会社VisualSoft Technologies Ltd (VTL)は、政府の自由化政策に乗じ、合弁、企業買収、合併を通じ事業の拡張を図る。
ＶＴＬのG.S.V. Ranga財務担当重役によると、この種の計画を実行するには増資もしくは金融機関からの借入を通じて多額の資金を投入する必要がある。同社は額面10ルピーの新株50万株を、機関投資家、銀行、法人、海外在住インド人(NRI)、海外法人(OCB)、外国機関投資家(FII)、信託投資基金向けに発行する計画で、発行価格はンド証券局(SEBI)のガイドラインに沿って取締役会が追って決定する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが25日伝えたところによると、ＶＴＬは昨年8月にはＦＩＩや信託投資基金を対象に1株1425ルピーで30万株を発行、42.75クロー(US$973万)を調達した。K. Krishnam Raju取締役によると、ＳＥＢＩのガイドラインに基づけば、発行価格は1株7100ルピーになるが、最近某機関投資家は二次市場で同社株を1株7350ルピーで購入している。仮に7100ルピーとすれば、355クロー(US$8083万)を調達できるが、50万株を一度に発行することは避ける。こうした優先株の発行と同時に既存株主には、特別配当株を発行するため、支配権益や取締役会のメンバーに影響は生じない。
市場のダイナミズムや技術変化に応じ、ＶＴＬは最近その組織に再編を施した。これまで同社は、1）サイバー・ウィング・グループ、2）オープン・システムズ・グループ、3）リエンジニアリング・グループ、4）Ｒ＆Ｄグループの4部門から成っていたが、新ビジネス・モデルの下、現在は1）ビジネス・インテリジェンス・ソルーション・グループ、2）Ｅビジネス・ソルーション・グループ、3）Ｅコマース・ソルーション・グループ、4）Ｅリエンジニアリング・グループ、5）アドバーンスト・トレーニング／プロフェッショナル・サービス・グループ、6）Ｒ＆Ｄプロダクツ／コンポーネント・デベロプメント・グループの6つの戦略ビジネス・ユニットに再編された。
ＶＴＬのD.V.S. Raju会長兼ＭＤによれば、新たな技術潮流の下、同社は今後、製品／技術フレームワーク・デベロプメント、インターラクティブ・ウェブ・ファンクション、インターネット・アプリケーション、ウェブ・セキュリティー・ファンクション、ＷＡＰ、ビジネス・インテリジェント・コンポーネント、ナリッジ・マネージメント領域のビジネス機会の開拓に照準を合わせて行くと言う。