2000-05-26 ArtNo.22580
◆4月の乗用車販売27%アップ、MULシェア過去最低の56%に
【ニューデリー】自動車産業は前途に多少陰りが生じたものの今年4月も依然として成長を遂げ、取り分け乗用車販売は5万3499台と、昨年同月の4万2042台に比べ27%の成長を記録した。多目的車、商用車、モーペッド、モーターサイクルの販売も成長を見たが、スクーターと三輪車の販売は下降した。
エコノミック・タイムズ/インディアン・エクスプレス/ヒンドゥー・ビジネス・ライン/ザ・ヒンドゥーが25日、インド自動車製造業者協会(SIAM)の発表を引用して報じたところによれば、スズキとインド政府の合弁に成る乗用車市場のリーダー、Maruti Udyog Ltd(MUL)の4月の売上は、昨年同月の3万1351台から3万16台に4.2%ダウン、市場シェアも同期間に74.6%から過去最低の56.3%に下降した。Mercedes Benz(62台/-10%)、Hindustan Motors(1592台/-16.6%)、Fiat India(1191台/-18.8%)も販売台数の下降を見、市場シェアを縮小させた。これに対してFord(1592台/+9.6%)、Telco(5211台/+200%)、Daewoo(5067台/+404%)、General Motors、Hyundai(7305台/107%)、Honda Siel(923台/+57%)は、いずれも売上を伸ばし、市場シェアを拡大した。
多目的車販売については、Mahindra and Mahindraが昨年同月の2126台から1802台に18%、MULが631台から168台に73%、それぞれ売上を下降させた。
各社の合計商用車販売は昨年同月比10.5%増の8658台をマーク、内軽商用車販売は20.9%増の3465台を記録したが、中・大型商用車販売は4.5%減の5193台にとどまった。
業界全体のモーターサイクル販売は12万7000台から16万5000台に30.3%の成長を見たが、スクーター販売は9万6367台から9万4547台に1.8%ダウン、この結果二輪車販売の成長率は8.9%にとどまった。
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