1995-07-06 ArtNo.2258
◆<星>昭和プラスチックス、アジア業務拡張でSES上場準備
【シンガポール】昭和プラスチックスはアジア地域における拡張資金を調達する狙いから子会社の昭和プラスチックス・シンガポール(SPS)をシンガポール証取(SES)メインボードに上場させる。
SPSの中川重役(MD)によると、日本本社は円高対策及び顧客の海外移転への対応から、国内業務を縮小してアジア業務に力を入れる方針で、シンガポール資本市場で最大3000万米ドルの調達を計画している。
SPSは来年中国山東省の新工場に500万~700万米ドルを投資、またジャカルタとクアラルンプルにおける製造事業にも別に1000万米ドルを投資する。SPSは既に中国、インドネシア、マレーシアを含む域内に10工場を擁し、昨年の売上は1億Sドル強、税引き利益は250万Sドルに達した。売上に占める各地の比率はシンガポールが50%、中国が30%、インドネシアとマレーシアが20%だが、2年内に同比率は25:40:30に変化し、新興市場が5%を占める見通しと言う。(BT:7/5)
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