2000-05-26 ArtNo.22577
◆Ferro Scrap Nigam、新ビジネスに対応し設備近代化
【ニューデリー】鉄鋼省傘下のMetal Scrap Trade Corporation (MSTC)と米国Harsco Corporation Inc.の60:40の合弁会社Ferro Scrap Nigam Ltd(FSNL)は、総合鉄鋼メーカーのスクラップ需要の質的/量的拡大に応じるため、設備近代化に乗り出す。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが25日報じたところによれば、Rourkela、Burnpur、Bhilai、Bokaro、Durgapurの製鉄所から収集した鉱滓や廃棄物の再生/加工処理を手掛けるFSNLは、最近Bokaro及びDurgapurの製鉄所から新たな契約を獲得した。新契約は、Bokaro/Durgapurプラントにおける鋼板の接合作業や、LD鉱滓を焼結施設や高炉の原料あるいは鉄道用バラストとして再利用するため、破砕/選別/運搬する作業で、Bokaroにおける破砕/選別プラントは既に完成、Durgapur廃棄物場に設けられた鉱滓選別施設を含む集荷ステーションの引き継ぎも完了している。Bokaroでは石灰と泥滓の処理も引き受けたが、これは従来のスクラップ・ビジネスとは異なる新ビジネスで、事業の多角化を意味する。FSNLは土壌改良材料、鉄道バラスト、骨材、高炉用石灰の代用品として利用するため鉱滓やその他の廃棄物の選別/加工を計画、コイル巻きやクレーン用マグネットの修理工場の建設も検討している。
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