2000-05-25 ArtNo.22564
◆シームレス・メタル・チューブ、年商US$1億目指す
【ムンバイ】Indian Seamless Metal Tubes (ISMT)は昨年のKalyani Seamless Tubes(KST)との合併に伴い、今会計年度の売上が450クロー(US$1.0246億)に達すると予想するとともに、積極的に輸出を拡大する戦略を打ち出している。ISMTのBR Taneja会長及びRoger Mackril重役(MD)は23日記者会見し、以上の見通しを語った。
インディアン・エクスプレス/ヒンドゥー・ビジネス・ラインが24日伝えたところによると、ISMTとKSTの合併により世界的にも最大の規模と最も柔軟な体質を備えた年産15万5000トンのシームレス鋼管製造/エンジニアリング会社が誕生した。両社の合併で固定コストと運転資金の削減も可能になり、その利益は年間30クローと見積もられる。
合併の結果、直径6ミリから245ミリまでのより幅広いシームレス鋼管製品を製造できるようになった他、収益率の高い小規模なサービス需要にも応じられる。合併前のISMTは自動車/軸受け/ジェネラル・エンジニアリングを強味としてきたが、合併後は同時に石油/鉱物探査、ボイラー産業に対する主要なサープライヤーになった。
2000/01年にはシームレス鋼管16万トンの販売を実現し、国際的にも特殊鋼管業界のトップ8に仲間入りする計画だ。今会計年度の輸出売上は1500万米ドルと見積もられる。既に米国にオフィスを有する同社は、近い将来欧州にもオフィスを設ける計画だ。
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