2000-05-23 ArtNo.22541
◆Cemex、JPインダストリーズ・セメント子会社権益買収協議
【ニューデリー】JP Gaur氏に率いられるJaiprakash Industries Ltd(JIL)はメキシコのCemexと、セメント・ビジネスに関する戦略提携交渉を行う一方、Ciments Francaisとも商談を進めているようだ。
エコノミック・タイムズが20日消息筋の言として伝えたところによれば、JILは同社セメント・ビジネスの26%のシェア取得に応じる戦略パートナーを求めており、同案件は目下年商50億米ドル、世界第3位のセメント会社Cemexの取締役会によりペンディングされている。トン当たり80~100米ドルの相場からすれば、JILセメント・ビジネスの26%の権益は9000万~1億1000万米ドルと見積もられる。しかし外国パートナーが50%を下回る権益に満足するか否かが鍵になる。
JIL子会社のBela Cementがマドヤプラデシュ州に有するセメント・プラントの年間総生産能力は420万トン。最近新たな石灰岩採掘権を獲得した同社は、外国パートナーの資金を導入し、セメント生産の拡張を目指している。
JILは長期的に同業界におけるプレゼンスを維持する上からは1000万トンのキャパシティーを確保する必要があると見ている。JILはセメント・ビジネスの他、電力、建設、エンジニアリングに関係している。
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