【ニューデリー】Bajaj Auto Ltd(BAL)はマハラシュトラ州政府に対し、Maharashtra Scooters Ltd (MSL)の27%の州政府持分買収を提案している。
インディアン・エクスプレスが18日報じたところによると、BALのMadhur Bajaj重役(ED)は、同紙に以上の消息を語った。それによると既にMSLの24%のシェアを有するBALは、州政府持分を買い取ることによりMSLの支配権益を掌握、生産ベースを拡張できる。MSLの1998/99年度純益は前年比16.3%アップしたが、その操業をBALに依存するMSLは、独自の研究開発(R&D)活動を行っていない。
BALはMaharashtra State Industrial Development Corporation (MSIDC)と関係問題を協議しているが、MSIDCにとってMSLは唯一の黒字経営の合弁事業のため、同社はこれを手放すに忍びないのが実状だ。しかし、持分売却が至上命令になった際には、MSIDCもそうする他ない。目下のところMSLの残りの49%のシェアは、一般投資家や金融機関、外国機関投資家(FII)が握っていると言う。