1995-07-05 ArtNo.2251
◆<馬>サイム、米国エアタッチと合弁で通信事業市場開拓
【クアラルンプル】サイム・ダービーBhdは米国エアタッチ・コミュニケーションズと合弁で衛星を用いた通信サービス“グローバル・スター”の提供に乗り出す。
サイム社が3日発表したところによると、エアタッチ、Dacom/Hyundai、フランス・テレコム/アルカテル、Vodafone等により計画されているグローバル・スターは衛星24個を利用した全世界をカバーする通信サービス網で、97年下半期に1号衛星を打ち上げ、98年のサービス開始、99年第1四半期の全面稼働を予定している。CDMA(コード・ディビジョン・マルティプル・アクセス)デジタル・テクノロジーを応用した同システムではユーザーの通信ターミナルが通信衛星経由でグローバル・スター・サービス提供者の地上基地に接続され、更に地元の既存通信ネットワークに中継される。従って同システムは依然として既存の通信網を利用する訳だが、より良質で、通信障害の少ないサービスを提供、また既存の通信網がカバーしていない僻地等でも利用できる。サイム社は既にマレーシア電信局に関係ライセンスを申請済みと言う。(MBT:7/4)
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