2000-05-19 ArtNo.22504
◆コンテナ・コープ・インディア、沿岸海上輸送ビジネス準備
【チェンナイ】Container Corporation of India(Concor)は沿岸海上輸送ビジネスに進出することを計画、Shipping Corporation of India(SCI)や他のトップ海運会社と、西海岸運航サービスに関する商談を進めている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが17日、Concor幹部の言を引用し報じたところによると、ケララ州Kochiを経由してグジャラート州SaurashtraのPipavav港とタミールナド州Tuticorinを結ぶ運航サービスが検討されている。また帰路にはムンバイを経由する可能性がある。
キャリアーとの基本交渉が妥結した段階で、輸送するコンテナの量、価格、輸送期間等の詳細が詰められる。SCIは船舶を提供、Concorは貨物の集積、価格設定、定期輸送確保等の役割を担う。Concorはレイルウェイズとも協力した実績があり、沿岸海運ビジネスにおいても同様の役割を担えるはずである。目下のところ道路リンクのみのSaurashtraと南部を沿岸海上輸送でリンクすることにより、コスト効率と信頼性を向上させることができる。SCIの他、フィーダー・サービスを手掛けるShreyas Shippingも沿岸海運ビジネスに大きな関心を寄せている。Concorは今年11月以降にサービスを開始したい考えだ。
西海岸における沿岸海運ビジネスの潜在性は大きく、目下のところ両方向に月間少なくとも600~700TEU(20フィート・コンテナ換算単位)の輸送需要が見込める。しかし頻繁なサイクロンの発生や不安定な天候から東海岸の沿岸輸送は不向きと言う。
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