2000-05-19 ArtNo.22502
◆タタ・スチール、純益US$9622万、50%アップ
【ムンバイ】Tata Iron and Steel Company(TISCO)の2000年3月期通年の純益は前年の282.23クローから422.59クロー(US$9622万)に、アナリストらの予想を上回る50%の拡大を見た。
TiscoのJJ Irani重役(MD)は、「純益の拡大は品質の向上、製品ミックスの改善、鉄鋼製品全般の値上がりに伴うもので、売上の量的拡大が純益371.109クローに貢献、製品ミックス及び価格の上昇が残りを占めた」と指摘した。
インディアン・エクスプレス/ヒンドゥー・ビジネス・ラインが18日報じたところによれば、セメント部門権益の売却により得た125.26クローの利益は、依願退職スキームに伴う157.99クローの支出で相殺された。依願退職スキームの結果、従業員総数は1995年の7万8669人から2000年3月の5万2167人に縮小した。
純売上は前年度の6274.64クローから6890.87クロー(US$15.69億)に10%、鉄鋼製品の販売量は294万トンから321万トンに、それぞれ拡大した。営業マージンは14.93%から17.90%にアップしたものの、利子負担も301.56クローから359.96クロー(US$8196万)に32%上昇した。
1999/4-2000/2の間の熱間圧延コイル(HRC)のトン当たり平均コストは172米ドルだったが、過去2、3ヶ月間に157米ドルにダウン、同期間には連続鋳造施設の稼働率も73.6%から94.9%にアップした。製品ミックスは、平鋼61%(50.6%)、条鋼24%(30.2%)、半製品15%(19.2%)に変化した(括弧内は前年の数字)。
輸出売上は636.19クローから740.15クロー(US$1.6852億)に16%拡大した。
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