【ニューデリー】Escortsグループは向こう3ヶ月間にEscorts Communications Ltd(ECL)の全権益を韓国のLG Information and Communication Ltd (LGIC)に売却する。
ECLのRajan Swaroop重役(CEO)によれば、エスコーツはECLが手掛けるテレコム・ハードウェア製造ビジネスから手を引き、他の2つのテレコミュニケーション・ビジネス、Hughes Escort Communications Ltd (HECL)とEscotelに力を集中する。
インディアン・エクスプレスが16日報じたところによれば、ECLは構内交換機(PBX)や農村自動交換機の製造を手掛けてきたが、自己資本がマイナスに落ち込み、産業財政再建局(BIFR:Board for Industrial and Financial Reconstruction)の管理下に置かれた。その後韓国のLGグループが49%のシェアを買収、ECLはCDMAベースのWLL機器等の製造にシフトした。Swaroop氏によると、LGグループ独自の技術を用いた製品が製造され、エスコーツの果たすべき役割もなくなったことから、エスコーツはECLから完全に手を引く方針を決めたと言う。
ECLは経営再建に成功し、BIFRの管理下から自立するとともに、電信局(DOT)に対する2400万米ドルのWLL(wireless in local loop)機器納入契約を落札、今年6月から設備の納入を開始すると言う。