SEAnews 2000-05-17 ArtNo.22486

【ムンバイ】中央銀行Reserve Bank of India(RBI)は15日、自己資本500クロー(US$1.138億)以上の非銀行金融会社(NBFC:non-banking finance company)に保険業務を認めると言う新ガイドラインを発表したが、観測筋はHousing Development Finance Corporation、Kotak Mahindra、Sundaram Finance、Infrastructure Leasing & Financial Services等の少数の例外を除き、実質的に既存のＮＢＦＣの保険業進出の道を閉ざしたに等しいと評している。
インディアン・エクスプレス／エコノミック・タイムズ／ザ・ヒンドゥー／ヒンドゥー・ビジネス・ラインが16日伝えたところによると、ＲＢＩのガイドラインは、この他以下の諸点を掲げている。ＮＢＦＣが合弁事業に参加する際は、当該ＭＢＦＣの自己資本比率は15％以上(貸付･投資･預金業務を営む場合/それ以外の場合は12%以上)、不良資産(NPA)の総貸付に対する比率は5％未満で、過去3年間連続利益を計上していなければならない。
ＮＢＦＣが保険ビジネスを合弁で手掛ける際の出資率は一般に50％までだが、特殊なケースに限り74％までの出資が認められる。
ＮＢＦＣの自己資本比率が12％以上なら割賦金融／リース会社を設立でき、15％以上なら貸付／投資業務を手掛けられる。
合弁事業を手掛ける資格を有せぬＮＢＦＣも純手持ちファンドの10％、もしくは50クロー(US$1138万)の何れか低い方の額を保険会社に投資できる。この種の参加は投資と見なされ、また如何なる不確定責任を伴うものであってもならない。
また5クロー(US$114万)以上の純ファンドを有するＮＢＦＣは他の保険会社の代理としてフィー・ベースで、またリスクを負うことなく、如何なる保険商品を販売することも、他の保険会社の顧客にサービスを提供することもできると言う。