SEAnews 2000-05-16 ArtNo.22480

【ニューデリー】マハラシュトラ州ムンバイにおけるセル式電話会社2社中の1社BPL Mobileは、モトローラと提携、今年6月末乃至は7月初めからＧＰＲＳ(general packet radio service)テクノロジーを応用したインターネット・アクセス・サービスを開始する。
エコノミック・タイムズが13日、モトローラ・インディアのPramod Saxena重役(ED)の談話を引用し、伝えたところによれば、ＢＰＬモバイルはインドでは初めて、世界的にも他に先駆けてＧＰＲＳ技術を採用する。
インド国内の少なからぬ移動電話会社が、既にネット・アクセス・サービスを提供しているが、アクセス速度は一般に9.6Ｋｂｐｓ(ｷﾛﾋﾞｯﾄ毎秒)に過ぎない。しかしＧＰＲＳ技術を用いれば、64Ｋｂｐｓでの接続が可能になる。
加えて従来の方式では移動電話からネットにアクセスしたものは、接続時間を通じて市内なら毎分4ルピーの通常のエアタイム料金を支払わねばならないが、ＧＲＰＳ技術を応用すれば、データを送信もしくはダウンロードしている時間の料金さえ支払えばよく、その他の時間は譬えネットにアクセスしていても、追加料金を支払う必要がない。
第1期プロジェクトの投資額は250万米ドルと、それほど大きな投資を必要としないのも魅力の1つ。当初は1万人が対象とされるが、カバー範囲はその後拡大されると言う。