2000-05-16 ArtNo.22479
◆クアンタム、US$1千万投じ、HDD市場シェア3割目指す
【ニューデリー】米国のハード・ディスク・ドライブ(HDD)メーカー、Quantum CorporationはSeagate、Samsung、富士通等とシェアを競う上から向こう5年間にインドに700万~1000万米ドルを投資する計画だ。
インディアン・エクスプレス/エコノミック・タイムズが13日伝えたところによれば、シーゲートもクアンタムも、インドに子会社はもちろん連絡事務所も保持せず、これまではシンガポール・オフィスを通じて一握りの再販業者をインドに展開してきた。しかしクアンタムは先週Rahul Bindal氏をインド担当のセールス・マネージャーに、CyberstarをIngram Microに次ぐ、インドにおける第2のディストリビューターに、それぞれ指名、近く連絡オフィスを開設し、ゆくゆくは子会社に格上げする計画を発表した。ちなみにライバルのシーゲートは当面インドに子会社を設ける可能性を否定している。
Quantum south Asia-PacificのKevyn Ho取締役は12日、チェンナイ、バンガロール、ムンバイに続きさらに多くの都市でロードショーを催す計画を明かにした。
2000年3月期のインドにおける売上は2800万米ドルをマーク、インドHDD市場の22%のシェアを占めたが、今年度は5500万米ドルを見込んでいる。同社は近い将来インドにおけるパーソナル・コンピューター3台に1台がクアンタム製HDDを装備するものと見ていると言う。
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