1995-07-05 ArtNo.2247
◆<馬>サバ州政府、民営化計画の下M$15億屑鉄工場準備
【シンガポール】サバ州政府はサバ港湾局、サバ土地開発局(SLDB)、サバ・エネルギー公社の法人化及び民営化を計画、また石油/天然ガス/電力事業の民営化の可能性も研究している。
シンガポールで3日催されたサバ州と東部ASEAN成長地帯(EAGA)に関するセミナーで代読されたサバ州のサレー首席大臣のスピーチによれば、同州政府は中央政府の民営化政策に倣って91年に民営化委員会を設立し、これまでにコタキナバル、サンダカン、タワウの上水事業、サバ造船、サバ林業公社、サバ・ガス公社の民営化を実行した。目下計画中の大型民営化計画には総投資額15億Mドルの屑鉄工場が含まれ、同プロジェクトでは内外の投資家に技術、工場施設、機械設備等の領域で合弁の機会が提供される。屑鉄処理やシリコン生産事業に伴い下流部門の製造活動が奨励され、またサバ林業公社の民営化を受けて総合木材工業区の開発も予定されている。目下コタキナバルに開発中の8320エーカーの工業パーク内には270エーカーの輸出加工貿易区が設けられ、サンダカン、タワウに輸出加工貿易区を設ける可能性も研究されている。この他、電力公社(SEC)、ラタン、孵化場、植林、魚産品市場、印刷工場、鉄道、迎賓館等の法人化や民営化が計画されていると言う。(LZ:7/4)
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