SEAnews 2000-05-15 ArtNo.22459

【チェンナイ】地場商用車メジャーAshok Leyland Ltd(ALL)の2000年4月の売上は、昨年同月比21％下降した。4月の販売台数は、前年同月の1809台から1420台に、生産台数は2688台から2195台に、輸出は38台から12台に、いずれも減少した。
今年4月の販売台数はリセッションに見舞われた1998年4月の1654台も下回っている。ＡＬＬのマーケッティング担当Amol J Sandil重役(ED)によると、全国一律の最低販売税率導入とこれに伴う各州の販売税見直しに対する誤解や混乱から多くの顧客が4月の車両購入計画を見送ったのが主因と見られる。この結果5月に入って後僅か数日間に400台が販売された。5月には国防省への納入も手伝って、4月の不振を補って余りある売れ行きが記録されている。
乗用車部門には市況回復兆しが見られ、乗用中型車(MDV)の販売は620台と、昨年同月の206台を大きく上回った。生産台数も昨年同月の595台から1052台に増加した。しかしＭＤＶ貨物車の販売台数は1594台から793台に、生産台数は2069台から1117台に、それぞれ下降した。軽商用車(LCD)の販売台数も9台から8台にダウン、生産台数は24台から26台にアップした。
ＡＬＬは1999／2000年度には前年の2万9741台を27％上回る3万7859台を販売しており、市場の底流は変化していないとしている。