2000-05-12 ArtNo.22444
◆カルカッタ港湾局、民営化方式通じ港湾施設の建設加速
【カルカッタ】カルカッタ港湾局(CPT:Calcutta Port Trust)は民営化計画の下にHaldia Dock Complexにおける第4Aバース(停泊位置)の建設を促進する。
エコノミック・タイムズが11日CPT筋の消息として伝えたところによれば、地元のLarsen and Toubro/American Stevedores Association (ASA)/マレーシアの某トップ企業等により組織された“International Sea Port (ISP)”が民営化バースの建設を引き受ける見通しで、投資額は100~150クロー(US$2300-3400万)と見積もられる。
CPTはBOT(建設/経営/引渡)方式で契約を発注、ISPはバースの建設、設備据え付け、バックアップ施設の建設、完工後の運営・管理を引き受ける。Deccan及びKonkanポートにも同様の方式を適用すれば、原始的な河川港の活性化も図れる。
CPTの民営化のスコープは壮大で、第9次5カ年計画期間には1585クロー(US$3.63億)の民間投資を想定している。これにはインディアン・オーガニック・ケミカルLtd(IOCL)が45クローを投じて建設する第4石油埠頭、40クローの多目的バース、Haldia Dock Complex (HDC)における合計1500クローの第2ドック及びロック・ゲートの建設が含まれる。
この他、コンピュータ化されたコンテナ・ターミナルに120クロー、Budge Oil Terminalの第6桟橋の改修に10クロー、浚渫船/調査船の買い換えに70クロー(オプション)等の民間投資が必要とされる。向こう3~4年内に貨物処理能力を4000万トン以上に拡大するには3000クロー(US$6.87億)の民間投資が必要と言う。
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