2000-05-11 ArtNo.22440
◆今年4月のビジネス情緒指数、1995年12月以来の最高に
【ニューデリー】応用経済調査全国委員会(NCAER:National Council of Applied Economic Research)の最新レポートによれば、設備稼働率の上昇に加え、投資環境が改善したことから2000年4月のビジネス情緒指数(BCI)は122と、1995年12月(124.7)以来の最高をマーク、今年1月の値を13.6%上回った。
インディアン・エクスプレス/ザ・ヒンドゥーが10日伝えたところによると、前回の調査では、ビジネス情緒は予想される良好な経済見通しに、換言すればマクロな経済環境に依存したが、今回の調査では、設備稼働率と事業環境、言い換えればミクロ・レベルの経済のパフォーマンスが自信の源泉を成している。
今回の調査時のビジネス情緒には、第4四半期(1-3月)の業績が反映しており、調査された企業100社の内56.9%が増益(純益)を、47.8%が売上増を報告した。
東部/西部/南部地区では設備稼働率の上昇から自信が改善したが、北部地区では短期的な経済活動の落ち込みで自信下降の傾向が見られた。とは言え北部のBCIは西部に次ぎ2位にランクされた。
またサービス業と非耐久消費財部門の自信回復が顕著で、耐久消費財部門の自信は僅かに低下した。これには農業生産の不振に伴う耐久消費財需要のスローダウンが反映されていると言う。
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