2000-05-11 ArtNo.22438
◆地場Ciplaと米Andrxの潰瘍薬ディールに注目
【ムンバイ】当地観測筋は、米国パートナー、Andrx Corporationが、Astra Zenecaのヒット潰瘍薬、Prilosecの主成分オメプラゾール(omeprazole)の6ヶ月間の独占権を地場製薬会社Ciplaに与えるなら5000万~1億米ドルの売上は固いと見ている。
Prilosec (R)は米国における処方薬のベストセラーだが、Andrx Corporationは10mg、20mg、40mgのPrilosec (R)相似薬品のANDA(簡略化新薬申請書:abbreviated new drug application)認定を米国食品医薬品局(FDA)から得ている。インディアン・エクスプレスが10日伝えたところによれば、観測筋は、6ヶ月の独占権が得られれば、Ciplaはオリジナル薬品の60%の価格を実現できると観測している。しかしAndrxのPrilosec(R)相似薬品の成否は特許権侵犯訴訟の行方にかかっており、ニューヨーク南部地裁における公判は目下ペンディングされている。またCipla幹部はCipla-Andrxアレンジの詳細に関してコメントを控えている。
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