2000-05-11 ArtNo.22429
◆パネル、オグデンへのアッサム発電所リース見合わせ勧告
【グワハティ】アッサム州政府により指名されたハイパワー委員会は、240MW(メガワット)のBongaigaon Thermal Power Station (BTPS)をL-ROT(リース/リノベート/経営/引渡)ベースで米系多国籍企業Ogden Energy Asia Pacific Ltdに引き渡すのを見合わせるよう勧告した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10日報じたところによれば、州政府は委員会の勧告に対する対応をまだ決めていない。州政府の立場は、首席大臣の判断の如何にかかっている。
アッサム州電力局(ASEB)とオグデンの契約に最初に反対を表明したアッサム州政府のHiten Goswami電力部長は、ASEBのP.K. Dutta IAS当時会長とオグデンの代表者との間で結ばれた投資額386クロー(US$8845万)、期間20年のリース契約の適法性にも疑問があるとしている。
両社の契約の下、燃料供給の中断や反乱の発生等でプラントの操業がストップした際にはASEBは損害を補償せねばならない。ASEBは譬え電力価格が上昇しても、発電された電力を全て買い取らねばならぬ上、別途毎年70クローを補償せねばならない。オグデンは386クローの投資のソースを明らかにしておらず、投資額と見積もり支出との間の相違に関しても釈明を行っていない。こうした点から委員会は、ASEBはNorth-Eastern Electric Power Corporation (Neepco)から遙かに有利な条件で電力を購入できるとしている。
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