2000-05-10 ArtNo.22425
◆外国ベンチャー・キャピタルに外国機関投資家ステータス
【カルカッタ】インド政府と中央銀行は外国ベンチャー・キャピタル投資家(FVCI)に外国機関投資家(FII)としてのステータスを与えることを原則的に承認した。
インド証券局(SEBI)のD R Mehta会長が8日語ったところによると、これによりFVCIは資本勘定(CA)の転用が可能になり、一次市場においてFIIと同様な役割を担うことができる。
エコノミック・タイムズが9日伝えたところによれば、Mehata会長は「もし順調にことが運べば、FVCIだけで今年度内に最大15億米ドルの投資をアレンジできる」と新措置に期待を表明した。
インド商会/バーラット商会メンバーのセミナーに出席したMehata会長によると、新年度予算案の国会通過を待って、同会長は中央銀行総裁と同問題を協議、FVCIの活動と役割に関するガイドラインを立案する。
政府はSEBIにFVCI監督機関としてのステータスを認め、FVCI監督の全権を委ねるべきである。目下のところ同役割は歳入局、中央銀行、SEBIにより分掌されている。
またFVCIの配当収入に対する課税を免除するなら、ベンチャー・キャピタルが大挙インドに進出する見通しで、同会長は中央銀行及び大蔵省と同問題を協議する計画と言う。
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