1995-07-04 ArtNo.2239
◆<泰>新連立政権、国家開発の前衛標榜
【バンコク】タイ国民党(チャット・タイ)のBanharn Silpa-archa党首は3日、日曜日に投票が行われた総選挙における勝利宣言を行うとともに、新希望党(ニュー・アスピレーション)、道義党(パラン・ダハルマ)、社会民主党(ソーシアル・アクション)、タイ人民党(プラチャコン・タイ)、民衆党(ムアン・チョン)と6党連立政権を樹立する方針を発表した。
それによると、首班は未定だが同氏を中心に能力/経験重視の組閣を行う。新政権は国家開発の前衛を標榜、タイを貿易通信の国際ハブとし、バンコクの交通問題解決を最優先するという。
一方、チュアン・リークパイ前首相に率いられる民主党(デモクラット)は改選前よりも議席を増やしたものの、期待されたほどの伸びは見られず、第2党に後退した。
与党各党の獲得議席数(括弧内は前回獲得議席)は、タイ国民党92(77)、新希望党57(51)、道義党23(47)、社会行動党22(22)、タイ人民党18(3)、民衆党3(4)、合計215議席。これに対して野党陣営は民主党86(79)、国家開発党(チャット・パタナ)53(60)、タイ前衛党(ナム・タイ)18(-)、自由民主党(セリタム)11(8)、連帯党(ソラダラティー)8(8)、合計178議席。(ST,BT,LZ:7/4)
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