【チェンナイ】マハラシュトラ州ムンバイを拠点に自動車ディーラー、ガソリン・スタンド、サービス・ショップ等の経営を手掛けるSaiグループは韓国のKia Motorsと、2700CCディーゼル・エンジン搭載のバン“Pregio”をインド市場に紹介する交渉を進めている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5日、Sai Service Station LtdのSridhar Kalmadi重役(MD)の言として伝えたところでは、同氏はKia Motors, Kuala LumpurのJ. I. Kim副社長及びC. W. Han重役(GM)と4月20日に会談した。ついでながらキム氏とハン氏は4月18日にはチェンナイでHindustan Motors Ltd(HML)幹部と会見しており、同会談ではキアの一部モデルをHMLを通じてインド市場に紹介する可能性が協議されたものと見られている。
Saiグループ幹部によるとキアとの交渉は初歩的なもので、今後一連の話し合いが予定されている。消息筋によればPregioバンは目下左ハンドルのみだが、約1年後には右ハンドル車が発売される。Pregioのインドにおける組み立て事業の投資額は100クロー(US$2291万)前後と見られるが、Saiグループは同社が支配権益を握る形での合弁か、ライセンス生産を提案していると言う。