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2000-05-08 ArtNo.22387
◆Rourkelaスチール、電力供給障害で半身不随に
【カルカッタ】国営Steel Authority of India Ltd(SAIL)がオリッサ州に設けたRourkela Steel Plant(RSP)は電力供給問題から4月にはほとんど半身不随に陥ったが、5月に入っても正常の生産が回復できない状況にある。
RSPのRC Jha重役(MD)によると、電力供給の頻繁な変動と信頼性の低下から同社の業務はほとんど停頓しており、1日当たり2.7クロー(US$62万)の損失を被っている。
電力障害は、4月初めにNational Thermal Power CorpのTalcher発電所(2x500mw)の発電機2基が故障、加えて440キロボルトの送電線が強風で切断されたのに伴うもの。
RSPは、1999/2000年度の最後の四半期に過去数年の赤字経営を脱却、30クローの営業利益を計上した。このため2000/01年度には通年でも黒字が回復できるものと期待されていた。また内外の鉄鋼市況の回復から年産量を昨年度の120万トンから150万トンに引き上げる計画が着手された矢先だった。
Talcher発電所の発電機1基は再稼働したが、もう1基の稼働は向こう8~10日間は望めそうもない。 加えてビハール州Jamshedpurとオリッサ州Rourkela間及び西ベンガル州 Kolaghatとオリッサ州Rengali間の送電線が突風により切断されたため、Talcher発電所の故障により生じた電力不足を他州からの電力供給により補うこともできない。
4つの送電鉄塔が倒壊したJamshedpur/Rourkela間のラインは緊急復旧作業により2、3日中に回復される見通しだが、Kolaghat/Rengali間ラインの復旧にはなお15日を要する見通しと言う。
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