2000-05-04 ArtNo.22361
◆GMのCorsa、中型車バイヤーの共感得られず?
【ムンバイ】General Motors (GM)が最近インド市場に紹介した中型乗用車Corsaは、さしたる反響を呼ばず、取り分け1.6リッター・モデルは中型車市場のブームに関わらず、冷ややかな反応に直面している。
主要な理由は1.4リッター・モデルとの相違を際立たせることができなかったこと。ディーラー筋によると、約7万5000ルピーの価格差から大部分の顧客は1.4リッター・バージョンを選択している。このためGMは自動車ローン・パッケージを準備し、1.6リッター・バージョンの販促に努めている。
エコノミック・タイムズが2日伝えたところによれば、1.4リッター・バージョンの価格は62万8000ルピー、これに対して1.6リッター・バージョンは68万7000~76万2000ルピーで、前者はパワー・ステアリング、セントラル・ロッキング、サウンド・システム、トリプル・インフォメーション・ディスプレー等、後者の装備する特徴をほとんど備えており、欠けているのは、ホイール・キャップ、電動ミラー、後部座席ベルト程度。このため1.4リッター・バージョンは対照的に好評を博している。
Opel Corsaは、Ford Ikon、Hyundai Accent、Fiat Siena等とローエンド中型車市場のシェアを競っており、同市場ではMaruti Esteemも依然健闘している。
一方、GMは“Opel Millennium Road show”と銘打って移動ショールーム・キャンペーンを開始した。新型Astra 2000及びOpel Corsaを展示した40フィート・トレーラーは、向こう6ヶ月間にディーラーが存在せぬ国内50地区を巡行すると言う。
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