SEAnews 1995-07-04 ArtNo.2236

【クアラルンプル】Lytyan Holdings Bhdはコンピュータ・ハードウェアー市場の競争が厳しさを増す中で、ソフトウェアー市場の開拓を積極化しており、目下米国拠点のデータ・ベース・ソフトウェアー企業2社と最終段階の戦略提携交渉を進めている。
ラマット・ハルン重役(MD)によれば、交渉は今年末までには妥結する見通しで、目下のソフトウェアー製品の販売権を手に入れるべきか、70％の支配権益を買収して直接製品開発に参加すべきか、検討している。同社としては米国ソフトウェアー製品をより魅力的なパッケージに収めて市場を開拓する計画だ。交渉相手の米国企業は5000～6000社の顧客ベースを有する。
同社の3月末締め94年度売上は前年の4460万Ｍドルから5260万Ｍドルに拡大、内情報技術(IT)部門が1460万Ｓドル、製造部門が920万Ｍドル、新設のデータ通信／電気通信部門が2890万Ｍドルを占めた。ＩＴ部門の売上は前年の2183万Ｍドルから大幅に減少したものの、純益は687万Ｍドルから653万Ｍドルに僅かに後退したにとどまった。データ通信／電気通信部門売上は主に70％出資する子会社インティグレーテッド・テレコミュニケーション・テクノロジーSdn Bhd(ITT)の貢献によるもの。リーティエンは95年度はＡＳＥＡＮ諸国及び香港における事業を積極化する計画で、目下インドネシア及びベトナムのパートナーと提携交渉を進めていると言う。(ｺﾝﾋﾟｭｰﾀｲﾑｽﾞ:7/3)