2000-05-03 ArtNo.22345
◆レーキット&コールマン、全ての商品領域でNo.1/2目指す
【カルカッタ】Reckitt & Colman of India Ltd (RCIL)は、英国の親会社Reckitt & Colman PlcとオランダのBenckiser NVの合併を機に、同社がプレゼンスを有する全ての製品領域においてナンバー・ワンか、強力なナンバー・ツーの座を占め、長期的にボトムラインの年率15~20%の成長を確保する計画だ。
RCILのPranab Barua会長兼MDが年次総会の席上語ったところによると、RICLはこうした戦略の一環として食品ビジネスからの撤退を決め、目下ロビンソン・ブランドのバリー(大麦)を製造するカルカッタ市内Chetla工場の売却交渉を進めている。
RCILの51%のシェアを握る合併後の親会社Reckitt Benckiser Plcは、家庭用洗剤(dish wash)、家庭医療(home care)、繊維ケア(fabric care)、ヘルスケア領域における市場シェア拡大に照準を合わせている。このためRCILも親会社の戦略に沿った新戦略を立案する計画だ。英国における親会社の合併が法的に完了後、RCILの社名も変更される。
RCILの今年第1四半期(1-3月)の売上は24%の成長を見、2000年度は幸先の良いスタートを切った。1999年12月期年度の年商は前年の435.33クローから504.01クロー(US$1.155億)にアップしたが、税引き前利益は42.37クローから20.48クロー(US$469万)に下降した。
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