2000-04-28 ArtNo.22316
◆インテル、インドに対するベンチャー・キャピタル投資加速
【ムンバイ】世界をリードするマイクロチップ・メーカー、インテルは、今年はインドに対するベンチャー・キャピタル投資を加速する計画だ。
インテルの金融子会社Intel CapitalのSriram Viswanathan取締役は、ロイター通信のインタビューに対して以上の消息を明かにするとともに「サービス部門やインフラストラクチャー部門、あるいはイネーブリング・テクノロジー領域の少なからぬ企業に注目している。取り分けローカル・テレビジョン・ケーブル・セクターに照準を合わせている」と語った。
インディアン・エクスプレスが27日報じたところによれば、今や市場は解き放たれ、統合、新技術の開発、未だインド市場では目にすることのできない新手のサービスの創造等、様々な機会が生じている。
インテル・キャピタルは過去15ヶ月間に1ダース以上のインド企業に投資してきたが、これらの企業にはインターネット・ポータルRediff.comが含まれる。同社は近く米国預託証券(ADR)を米国市場に上場させる計画だ。インテル・キャピタルはインテルの戦略的利害にマッチしたネット・インフラ企業、コンテンツ・サプライヤー、サービス会社等に対する出資や買収を担当している。
インド企業への投資は広帯域インフラの質向上につながる。投資は長期的なもので、短期的な収益は期待していない。インドのサービス産業、取り分けEコマースや教育関連領域に大きな投資機会が存在すると言う。
インテルは火曜にはHinduja Finance Corporation Ltd(HFCL)の49%の権益を4900万米ドルで買収した。HFCLを率いるロンドン拠点のHinduja一族はアジアの最も富裕なファミーリーの1つに数えられると言う。
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