2000-04-28 ArtNo.22314
◆IT路線奏功しウィプロ純益77%アップ、US$6888万
【バンガロール】インドのトップ情報技術(IT)会社として浮上したWipro Ltdの2000年3月期純益は前年の170.2クローを77%上回る300.6クロー(US$6888万)をマーク、営業額は前年比28%増の1804クロー(US$4.1338億)を記録した。
ウィプロのAzim Premji会長によると、ITビジネスはグループの業績に大きく貢献、ウィプロ・テクノロジーの営業額は65%増の1042クロー、ウィプロインフォテックのそれは20%増の825.1クローをマークした。
インディアン・エクスプレス/エコノミック・タイムズ/ヒンドゥー・ビジネス・ラインが27日報じたところによれば、テクノロジー部門ではグローバルR&Dとテレコム・ソルーションがソフトウェア売上の46%に貢献、残りはエンタープライズ・ソルーション・ビジネスで占められた。
消費者ケア/照明部門の営業利益は13%増の51.9クロー、その他の売上は13%減の329.2クロー。食用油の値下がりからヴァナスパティの売上は44%ダウン、化粧石鹸の売上は10%アップした。
向こう3年間は国内ではコンシュマーケアと照明器具に照準を合わせ、海外ではITサービスをメインとして行く。またB2Bビジネスと顧客サービス・インフラの構築に力を入れる。この他ポンディシェリーのサーバーランドPC製造施設の拡張に15クローを投資、国内市場向けに年間10万台のPC及びサーバーを製造する方針だ。
同社特別総会は米国預託証券(ADR)の発行計画を認可したが、海外上場の期日は未定と言う。
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