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2000-04-28 ArtNo.22306
◆今年と来年のGDP成長率7%:アジア銀行
【ニューデリー】アジア開発銀行(ADB)は26日発表した“アジア・デベロプメント・アウトルック”レポートにおいて、インドの国内総生産(GDP)が2000年と2001年にいずれも7%の成長を遂げると予想した。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン/エコノミック・タイムズが27日報じたところによると、ADBはその一方で、インドの経済成長がここ数年鈍化傾向を見せていることに警鐘を鳴らしている。それによると貧困対策の上からも、インドは年率7-8%のGDP成長率を維持する必要がある。しかしながら、1999年末の総選挙の結果、国会における優位を確保し、経済改革を進めるビジョンと指導力も備えた新政権が誕生したことは好感でき、有利な国際環境と技術革新も積極的要因と言える。こうしたことから今年と来年のGDP成長率は工業生産とサービス部門の復調に牽引され、7%に達するものと見られる。
公共部門の財政赤字は弱点と言えるが、新政府の税制改革や支出削減措置は評価できる。経常収支の赤字はGDPの1.8%を占めるものの、国際収支は安定を保つ見通しだ。
また外国直接投資(FDI)規制の緩和や力強い外国ポートフォリオ投資の現状から見て、FDIの流入は加速するものと見られる。
中央銀行は生産的部門に対する信用供与を拡大する一方、インフレ率を5%以内に抑制する努力を続ける見通しだ。
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