2000-04-27 ArtNo.22302
◆米・韓・タイ製アクリル繊維に対する反ダンピング税を引き上げ
【ニューデリー】商工省が米国/韓国/タイ3国から輸入されるアクリル繊維に対する反ダンピング税を引き上げ方針を決めたことから、これらの輸入原料に依存する国内繊維業界は一層のコスト上昇圧力に直面する見通しだ。
インディアン・エクスプレス/ヒンドゥー・ビジネス・ラインが25日報じたところによると、米国産アクリル繊維に対する反ダンピング税はこれまでのキロ当たり6.30ルピーから11.59ルピーに、韓国製は同20.67ルピーから21.81ルピーに、タイ製は同10.40ルピーから33.18ルピーに、それぞれ引き上げられ、米国製品のダンピング・マージンは97.20%、韓国製品は83.50%、タイ製品は112.07%になる。しかしThai Acrylic Fibre Company製アクリル繊維に対する反ダンピング税は暫定調査時のキロ当たり10.40ルピーから9.14ルピーに引き下げられ、ダンピング・マージンも20.78%にとどまる。
商工省は既に関係通知を発表しており、大蔵省は間もなく新税率の適応を指示する見通しだ。
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