2000-04-27 ArtNo.22298
◆サムテル、米・韓企業とカラー・ブラウン管パネルを合弁製造
【ニューデリー】光ファイバー/その他のハイテク領域で活躍する米国のCorning、韓国の大手電子会社Samsung、地元の指導的電子会社Samtel groupの対等出資に成るSamcor Glassは、カラー・ブラウン管(CPT)用ガラス製品の世界的な不足が予想される中で、総投資額450クローのCPTパネル製造プロジェクトを前倒し実施する方針を決めた。
エコノミック・タイムズが26日報じたところによれば、当初の計画ではCPTパネル新工場の建設は2002年にスタートするはずだったが、パートナー3社は最近のソウル会議で、2002年9月に生産を開始することで合意した。このため建設工事は間もなく開始される見通しだ。また既存の白黒ブラウン管工場に110クローを追加投資し、今年9月からCTV用カラー・ガラス・ファンネルの製造に乗り出す。これにより年間600万セットのCTVパネルとファンネルの製造が可能になる。
Samtelは社内の製造事業用に合弁会社の製品の50%を引き取る他、国内のCPT市場に供給する。国内CPT市場は今年23%、来年は27%の成長が見込まれ、年間生産量は2000年の670万トン、2001年の850万トン、2002年の1005万トンに拡大する見通しだ。1999年の生産量は546万トンで、前年比37%の成長が実現された。ちなみにSamcor Glassの現在の払込資本は80クロー。
|