【ジャムシェドプル】Tata Iron and Steel Company Ltd (Tisco)は、ビハール州Jamshedpurに1600クロー(US$3.66億)を投じて設けた冷間圧延工場(CRM)の製品を主に輸入代替市場、取り分け自動車産業と大型家電製品メーカーに供給する計画だ。
TiscoのRatan Tata会長及びJ.J. Irani重役(MD)が月曜に催されたCRMの開所式の席上語ったところによると、国内自動車産業が必要とする年間50万トンの冷間圧延鋼はほとんど全てが輸入されている。年産120万トンのCRMは目下試運転中で、商業生産は暫く後になる。いずれにしても向こう13ヶ月以内に100%の稼働率が目指される。
エコノミック・タイムズ/インディアン・エクスプレス/ヒンドゥー・ビジネス・ライン/ザ・ヒンドゥーが25日伝えたところによれば、CRMの完成は過去10年間に7000クロー(US$16.04億)を投じて進めてきた設備近代化計画のゴールが近づいたことを意味する。Tiscoは今後、市場が求める製品ミックスに照準を合わせ、自動車やホワイト・グッズ・メーカー、エンジニアリング、建設業界等のニーズに応じて行くと言う。