2000-04-27 ArtNo.22293
◆シームレス鋼管会社2社合併し、米欧市場開拓に注力
【プーナ】マハラシュトラ州プーナ拠点のシームレス鋼管メーカー2社、Indian Seamless Metal Tubes (ISMT)とKalyani Seamless Tubes (KSTL)の合併が完了、各種のシームレス鋼管を年間14万トン製造可能な国内最大のメーカー“Indian Seamless Metal Tubes(ISMT)”が改めて発足した。
エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが26日伝えたところによれば、旧ISMT株と新ISMT株の交換比率は1:1、KSTL株と新ISMT株の交換比率は4:1。
1999年7月1日に遡り発足した新会社は既にシカゴにマーケッティング及び顧客サービス・オフィスを開設しており、向こう6ヶ月間に別に米国に2オフィス、欧州に1オフィスを設ける計画だ。欧州オフィスはドイツか英国に設けられ、欧米オフィスはいずれも自動車及びベアリング部門に照準を合わせる。
新会社は今年度売上が25%の成長を見ると予想しており、米国と欧州を中心とした輸出売上が全体の25%を占める見通しだ。国内売上は15%の成長が見込まれる。
合併前のISMTはやはり自動車/ベアリング業界向けサービスを強味としたが、KSTLは国内石油業界向け製品の製造を主に手掛けてきた。インド国内ではこの他Maharashtra Seamlessがシームレス鋼管の製造を手掛けている。
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