2000-04-27 ArtNo.22292
◆Ciments Francais、Zuariセメント買収?
【ムンバイ】KK BirlaグループのZuari Industries Ltd(ZIL)はフランスのセメント・メジャー、Ciments Francaisと、傘下Zuari Cementの部分権益売却交渉を進めている。
エコノミック・タイムズが25日報じたところによると、ZILはアンドラプラデシュ州Yerraguntlaに設けられた年産170万トンのプラントを分離独立させた後、その約50%の権益を400~500クローで、Ciments Francaisに売却を図っている。
バンク・オブ・アメリカがアドバイザーを務めているが、ZILのK K Birla会長もバンク・オブ・アメリカのスポークスマンも、同消息に関してコメントを控えている。もし協議が妥結すれば、Ciments Francaisの初のインド市場進出になる。
これ以前にはCemex of MexicoがZILのセメント部門を750クローで買収を図っている伝えられていた。業界筋によると、アンドラプラデシュ州の当該セメント工場は主要消費地のタミールナド州、ケララ州、カルナタカ州南部に隣接しており、立地条件が良い。これらの市場におけるセメント価格は伝統的に他の南部地区より高めで、ZILのセメント工場はこれまで製品の3分の1のみをアンドラプラデシュ州内に供給してきた。またZILがリース権を有する工場周辺の491haには豊富な石灰岩が存在する。
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