2000-04-26 ArtNo.22277
◆RIL/IOL、セントラル・インディア・パイプライン計画
【ムンバイ】Reliance Petroleum Ltd(RPL)とIndian Oil Ltd(IOL)は石油・天然ガス省に総コスト4400クロー(US$10.08億)のセントラル・インディア・パイプライン(CIPL)合弁計画を提出した。
インディアン・エクスプレスが24日報じたところによれば、プロジェクトの主体を務める払込資本50クローの新会社Petronet CIPLには、Petronet、IOC、RPLが各26%出資、残りの22%は、Essar OilとBharat Petroleum Corporationが各11%づつ分担する。このことは、政府系石油会社を中心に組織されたコンソーシアムPetronetとは、別個にパイプライン網を敷設しようと言うもので、いわゆるコモン・キャリア・コンセプトからの逸脱を意味する。
一方、Petronet CIPLは、IOC/RPLに30年間のBOOT(建設/所有/経営/引渡)方式によりパイプラインの建設を発注する。IOC/RPLは50:50の合弁会社を設立し、プロジェクトを遂行する。ペトロネットの通常のプロジェクトでは、持株会社ペトロネットがBOOT請負業者に26%出資するが、ペトロネットCIPLは、その種の出資を行わない。
しかしBPCLやHPCL等の石油会社は北部/中央部の要衝をリンクするCIPLへのアクセスを拒絶されるのではないかと懸念している。仮にそうならBPCLがマドヤプラデシュ州Binaに計画する年産900万トンの製油事業の採算性にも疑問が生じると言う。
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