2000-04-25 ArtNo.22274
◆インフォテック銘柄の値下がりが投資信託会社を直撃
【チェンナイ】過去1週間のインフォテック銘柄の値下がりで最大の打撃を受けたのは投資信託会社と見られる。投資信託会社は過去2四半期にわたり優先割り当てや私募市場で最も活発な動きを見せており、この種の株式の発行元は概ねインフォテック会社だった。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが22日伝えたところによれば、例えばSBI Mutual FundとUnit Trust of India (UTI)が1株3480ルピーで私募を引き受けたRamco Systems Ltdの全国証券取引所(NSE)における先週木曜の終値は2451.35ルピー、Prudential ICICI、SBI Mutual Fund、Sun F & C、Kotak Mahindra Mutual Fund、Birla Mutual Fund、Reliance Mutual Fundが、1株160ルピーで私募を引き受けたKaashyap RadiantのNSEにおける木曜の終値は83ルピーと、大幅に下降している。
僅か1、2ヶ月で株価が半減した今、投信は如何なる手を打つことができるか、アナリストらもこの点に関して口が重いが、ボンベイ証取(BSE)の某ブローカーは、仮に190ルピーで引き受けたXYZ Ltdの株価が、今95ルピーなら、投資ファンドは公開市場でさらに多くのXYZ株を購入することができると指摘した。これによりXYZ株に対する投資コストを引き下げるとともに、株の一層の値下がりを買い支えることができる。またこの種の投資ファンドはある種の優良銘柄を売却することもできる。例えばインフォシスの株価は依然3500ルピーで、現在売却しても利益が見込める。こうした利益をXYZ株の購入に当てることができると言う。
しかし某プライベート・ポートフォリオ・マネージャーは、「問題は大部分の投資ファンドはそのポートフォリオの内容を公開していないこと。大部分のファンドは四半期ごとに僅か1回その内容を公表するに過ぎない。ファンド・マネージャーは被受託人の義務として情報を公開し、投資家自身に投資を続けるか、投資を引き揚げるべきか判断させるべきだ」と指摘した。
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