2000-04-25 ArtNo.22270
◆BPLテレコム、1年内に子会社をナスダックに登録
【ムンバイ】消費用電気電子製品の製造/販売を中核とするBPL Ltdは、BPL Telecomグループを構成する3社--1)インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)のBPL Innovision、2)セル式電話会社のBPL Cellular Holdings、3)長距離電話サービスのBPL Broadband Networks中の1社を向こう12ヶ月間に米国ナスダックに登録させる計画だ。
BPL Telecom groupのRajeev Chandrasekhar会長が傘下bplnet.comのムンバイ市におけるISPサービス開始式典の席上語ったところによれば、これまでにワイヤレス・ビジネスに4億米ドルを投資した同社は、さらにコンバージャンス領域に750クロー(US$1.75億)を投資する。
エコノミック・タイムズが23日報じたところによれば、BPLグループはイノベーション・ベンチャーズと命名された1500万米ドルのファンドを設立、グループのコンバージャンス戦略にマッチしたスタートアップ企業の育成に同ファンドを充当している。これまでに11ボータル(vortal:バーチカル[垂直]構造を持つ産業向けポータル)の10~51%のシェア買収に650万米ドルを投資した。これらボータルのサービスは追ってBPLグループのISPサービスに組み込まれる。
この他、5つのインターナショナル・ゲートウェイを設置する他、6000キロの光ファイバー・ケーブルを敷設し、インターネット・アクセスやデータ通信の需要に応じる。31都市をカバーするゲートウェイは6月までに完成するが、光ファイバー・ケーブルの敷設には24ヶ月を要する。
目下ダイヤル・アップ接続、デジタル・サブスクライバー・ライン、ケーブル、衛星経由等のサービスを提供しているISP業務には、グループのコンバージャンス戦略の下、今後ウェブ対応法人ソルーション、マネージッド・エンタープライズ・ネットワーク、アプリケーション・サービス・ホスティング、コ・ロケーション・サービス、モバイル・コマース等のサービスが追加される。
BPL InnovisionのRamesh Ramanathan重役(CEO)によると、同社はそのコンバージャンス戦略の一環として、インターネット・アプリケーション、インターネット、広帯域、セル式電話ネットワークを統合、最先端のインターネット企業として浮上する計画と言う。
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