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2000-04-24 ArtNo.22248
◆SAIL、特殊鋼ビジネス放棄し、軟鋼に集中
【カルカッタ】国営Steel Authority of India Ltd(SAIL)は、特殊鋼及び合金鋼の製造から手を引き軟鋼の製造に集中する。このため中央政府により今年2月半ばに承認された財務と事業の両部分から成る再編パッケージを5月9日に催される年次総会に提出、株主の承認を得る計画だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン/ザ・ヒンドゥーが20日報じたところによれば、最近の取締役会では、スチールの生産/販売に関係せぬ非中核部門を売却/リース/資本引き上げを通じて処分することが承認されたが、借入は問題の解決策から除外された。
年次総会の席上整理が提案されるユニットには以下のものが含まれる:☆オリッサ州Rourkela Steel Plant (RSP)における12×60MWのキャプティブ発電所(plant-II)及びオリッサ州Rourkelaのセントラル・パワー・トレーニング・インスティテュート。☆西ベンガル州Durgapur Steel Plantにおける12×60MWのキャプティブ発電所。☆ビハール州Bokaro Steel Plantにおける122MW(2×55MW+12MWバック・プレッシャータービン)のキャプティブ発電所(Plant-I)/3×60MWキャプティブ発電所(Plant-II)/660MT/hスチーム発生装置。☆マドヤプラデシュ州Bhilai Steel Plantにおける酸素プラント2。☆タミールナド州におけるSalem Steel Plant(SSP)。☆西ベンガル州DurgapurのAlloy Steels Plant(ASP)。☆カルナタカ州BhadravatiのVisvesvaraya Iron and Steel Plant(VISL)。☆オリッサ州RSPの化学肥料ユニット。
発電施設と酸素工場の経営は、子会社のSAIL Power Supply Company LtdとBhilai Oxygen Ltd に委ねられ、SAILはこれらの子会社と電力/酸素の長期購入契約を結ぶ。
SBI Capital Markets LtdとDresdner Kleinwort Bensonが、戦略パートナー選考のコンサルタントに指名された。
SAILはSSPのスチール製造/スラブ鋳造施設を合弁事業とし、支配権益を戦略パートナーに売却する可能性を研究している。SAILはJ M Morgan Stanleyをファイナンシャル・アドバイザーに指名、パートナーの物色を既に開始した。
ASPはSAILの中核ビジネスとは見なされず、競争力を備える可能性もない。ASPは姉妹会社にその製品を原材料として供給しているが、供給量は縮小傾向を辿っており、今後こうした傾向は一層加速する見通しだ。
合金鉄及び特殊鋼の国内市場規模は過去4、5年来140万~150万トンのレベルにとどまっており、過剰供給状況にある。また東部地区に設けられたASPは、西部及び南部の主要市場から遠く、立地条件も悪い。このため、SAILはASPを売却するか、資本を引き上げることを希望している。
VISLは赤字経営を続けているが、良質の資産を有し、西部/南部の市場に隣接、立地条件も良い。BF-BOF技術を採用したVISLは合金鋼の低コスト製造業者になる潜在性を備えている。しかし中核ビジネスとは見なされぬため、SAILはその持ち分を49%以下に引き下げる方針だ。
RSPの肥料部門はカルシウム・アンモニウム硝酸塩(25%窒素含有CAN)を製造している。同部門は非中核部門で、ハイ・コストのナフサを原料としているため、競争力もない。価格競争力に問題があるため、尿素等に適応されている統制価格の下でのみ生存が可能だが、CANにはその種の統制価格も適応されない。このためSAILは同部門の売却もしくは、資本引き上げを目指していると言う。
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