2000-04-20 ArtNo.22245
◆インド経済の競争力、昨年の39位から43位に後退
【ニューデリー】スイス拠点のインターナショナル・インスティテュート・オブ・マネージメント・デベロプメント(IMD)出版の“ワールド・コンペティティブネス・イヤー・ブック2000(WCIB)”におけるインドの順位は昨年の39位から、47カ国(地域)中43位に後退した。
インディアン・エクスプレスが19日、WCIB報告書を引用し報じたところによれば、インドの財政赤字の拡大が順位後退の主因。「今やインドは国民総生産(GDP)の7%を占める予算赤字を抱えており、首尾一貫した政策を通じて投資と貿易を促進する必要がある」と報告書は警鐘している。
インドより下位にランクされたのはコロンビア、インドネシア、ベネズエラ、ロシアで、ベスト・スリーは米国、シンガポール、フィンランド。東アジア及び東南アジア諸国の挽回が目立つ。韓国は昨年の28位から10位に、マレーシアは27位から25位に、タイは34位から33位に、インドネシアは46位から45位に、それぞれ順位を高めた。しかし中国は31位に3ランク、フィリピンは39位に7ランク、それぞれ後退した。
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