2000-04-20 ArtNo.22232
◆国営鉄鋼会社3社の販売可能鉄鋼生産9.64%アップ
【ニューデリー】国営製鉄会社3社1)Steel Authority of India Ltd (SAIL)、2)Indian Iron & Steel Company Ltd (IISCO)、3)Rashtriya Ispat Nigam Ltd (RINL)の1999/2000年度の販売可能鉄鋼製品(saleable steel)の生産量は前年の1081万8000トンから1186万1000トンに9.64%増加した。
鉄鋼産業省の最新レポート(暫定数字)によれば、同期間にSAILの販売可能製品の生産量は、860万トンから922万9000トンに7.31%、RINLは193万3000トンから238万2000トンに23.23%、IISCOは285万トンから250万トンにマイナス12.28%、それぞれ成長を見た。IISCOのマイナス成長にも関わらず、3社の目標達成率は、SAILが100%、IISCOとRINLは共に103%と、いずれも目標を超過達成した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインの19日の報道によれば、3社の溶銑生産は前年の1442万8000トンから1461万3000トンに5.03%増加した。3社の成長率はRINLが17.25%、IISCOが1.63%、SAILが-2.15%だった。
中国からの冶金用コークスにダンピング税が課されたことも影響して、3社の銑鉄生産は前年の134万2000トンから120万3000トンに10.36%ダウン、また3社の銑鉄目標生産量180万5000トンに比べれば、33%も下降した。この結果3社の銑鉄生産の成長率はSAILが-17.05%、RINLが-8.73%、IISCOが+0.80%になった。こうした中で商工省は中国産冶金用コークスに対する反ダンピング税に見直しを加えていると言われる。
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