2000-04-17 ArtNo.22189
◆ホンダ、Ushaと小型灯油ポンプのマーケッティング契約
【ニューデリー】耐久消費財市場のリーダー、Jhawar一族に率いられるUsha International Ltd(UIL)は、Honda Siel Power Products Ltd(HSPL)と小型灯油ポンプのマーケッティング協定を結んだ。ポンプセットはHSPLが製造、UILが“Usha portable pumpsets”商標で販売する。
UILのSiddharth Shriram会長が13日記者会見したところによれば、国内市場の重心は向こう5年間にディーゼル・エンジンからポータブル・ポンプ・セットに移動する見通しだ。目下のところホンダとのタイアップはポータブル・ポンプセットに限られているが、成功すれば、他の動力製品にまで拡大され得る。今年度は同社の全国流通網を通じ、小型灯油ポンプ8000セットの販売を目指す。
インディアン・エクスプレスが14日伝えたところによれば、UILは1999年11月にアッサム州政府から灌漑用のポンプ1万8000セットの納入契約を獲得、既に第1期分の3000セットの納入を終えている。
HSPLのY.Nakano重役(CEO)によると、世界的に大型ディーゼル・ポンプからポータブル・ポンプへの移行が進んでおり、ディーゼル・ポンプが依然主流なのはインドと中国のみとなっている。
HSPLのSanjeev Govil重役(マーケッティング担当GM)によると、ホンダとSiel Ltdの合弁に成るHSPLはウッタラプラデシュ州Rudrapur及びPondicherryの工場で携帯発電機、水ポンプ、汎用エンジンの製造を手掛けているが、新たに18クロー(US$413万)を投じ、Greater Noidaにダイカスティング施設を設けるとともに、芝刈り機や耕耘機、ブラッシカッター等の製造を手掛けることも予定している。
ホンダは昨年、Honda Research and Development Indiaを設立、インドにおける動力製品の開発にも乗り出していると言う。
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