2000-04-17 ArtNo.22188
◆LGエレクトロニクス、法人エアコン市場開拓に本腰
【ニューデリー】一般消費者向けエアコン小売ビジネスでトップに立った韓国企業LG Electronicsは、今後は法人市場の開拓に本腰を入れる構えだ。
LGエレクトロニクスのAjay Kapila副社長(営業担当)によると、肌理の細かい消費者戦略を通じて短期間に小売市場におけるリーダーの座を確保した同社の次の目標は、法人市場における地歩も固め、消費用AC会社から総合AC会社に変身すること。
インディアン・エクスプレスが14日報じたところによれば、LGのエアコン販売は1998年の1万台から1999年の4万台に300%アップ、内70%が消費者向けで占められた。今年第1四半期(1-3月)のAC販売は昨年同期比130%増の400クロー(US$9169万)を記録、マーケット・シェアは1999年の20%から32%に拡大した。特に3月だけで1万1000ユニット(シェア31%)を販売したが、これは1998年4月以来の最高。
業界筋によると、国内AC販売の40%が法人市場におけるもので、業界リーダーのCarrier Airconの営業額の80%は法人市場に依存している。興味深いことは、Carrierは目下消費者市場の開拓に本腰を入れている。
Kapila氏によると、特別訓練を受けたセールス/サービス・ディーラー200人に法人市場の開拓が委ねられる。今年の販売戦略は“ヘルス”を標語に同社Plasma ACを医療機関等に売り込み、同社エアコンを展示したショールーム“ヘルス・エア・ショップ”を全国に展開すること。また公害防止キャンペーンのスポンサーを務め、浄化運動の先頭に立つと言う。
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