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2000-04-17 ArtNo.22186
◆政府、第9次計画下の鉄鋼産業予算US$14億カット
【ニューデリー】インド政府が政府系鉄鋼会社の予算規模を大幅に縮小する方針を決めたことから、過去数年にわたるリセッションで資金難に直面する公共部門鉄鋼会社には、二重の打撃になりそうだ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとエコノミック・タイムズがそれぞれ14日と15日に報じたところによれば、計画委員会はSteel Authority of India (SAIL)、Metal Scrap Trade Corporation Ltd(MSTC)、National Mineral Development Corporation (NMDC)、Manganese Ore (India)等、鉄鋼産業省傘下企業の第9次5カ年計画期間(1997-2002)の予算を合計6251クロー(US$14.32億)カットした。
予算カットは公共部門鉄鋼会社のとめどない近代化・拡張プロジェクトにブレーキをかけることになる見通しだ。鉄鋼省筋によると、第9次5カ年計画の原案では鉄鋼産業関係予算は1万6232.50クロー(US$37.2億)だったが、5カ年計画の中間見直し後、9981.50クロー(US$22.88億)に縮小された。鉄鋼省による政府系鉄鋼会社に対する補助金支出も85.50クローから80.50クローにカットされた。
数年間にわたるリセッションで、政府系鉄鋼会社はその生産投資から十分な収益をあげることができなかったが、このことが予算削減の主因になった。鉄鋼産業の景気は回復しつつあるものの、当初の予算規模は非現実的と判断されたようだ。政府系鉄鋼会社は新規プロジェクトに投資するよりも、既存設備の効率化とコスト削減に努めるよう求められている。
政府系鉄鋼会社各社の新旧予算を比較して見ると、SAILの予算が1万2526クローから7000クローに、最も大幅に削減された。以下NMDCは1605クローから1257クローに、Sponge Iron India (SIIL)は57クローから20クローに、MSTCは12クローから2.50クローに、 Ferro Scrap Nigam (FSNL)は91クローから65クローに、Manganese Ore(India)は146クローから75クローに、Hindustan Steel Works Construction (HSCL)は25クローから20クローに、メタラジカル&エンジニアリング・コンサルタンツ・インディアLtd(MECON)は34クローから25クローに、Bharat Refractories (BRL)は39クローから30クローに、Bird Group of Companiesは95.50クローから75クローに、それぞれ下方修正された。
しかしKudremukh Iron Ore (KIOCL)とRashtriya Ispat Nibam Ltd(RINL)の予算は、元通りの601クローと716クローのレベルに据え置かれた。
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