2000-04-12 ArtNo.22148
◆今年3月の中型乗用車販売9900台、史上最高マーク
【ニューデリー】新世紀の第1年は中型車市場の飛躍の年になりそうだ。今年3月の同カテゴリーの販売台数は9911台と、月間販売台数としては過去最高をマーク、前年同月の4828台からほぼ倍増した。
エコノミック・タイムズが10日伝えたところによれば、IkonとAccentはいずれも2000台以上販売され、1、2位の座を占めた。かつてのリーダーEsteemは1419台で3位に後退した。ホンダ・シティー、三菱ランサーも1311台、1152台と健闘、最近デビューしたOpel Corsaの3月の販売台数は305台だった。
1月、2月の販売台数も6000台を超え、やはり前年同月の2倍に達している。テキスト通り続々登場した新モデルが市場の拡大を牽引したが、過去の例ではCielo、Opel Astra、Ford Escort、Honda City等の新モデルの伸びは、他社の犠牲の上に実現され、中型車市場そのものの規模は現状維持か、縮小傾向を辿っていた。しかし1999年の状況には際立った相違が見られる。
仮に3月の1万台近い数字が常軌を逸したものとしても、月間7000~8000台のペースが維持されれば、通年の販売台数は8万~9万台、月間6500台のペースにしても依然として7万5000台に達する。1999年のカレンダー・イヤーの販売台数は4万9000台に過ぎず、過去のベスト記録は1996年の5万2000台だったことから、今年に入って以来の数字は目覚ましいものと言える。
|