2000-04-11 ArtNo.22133
◆サティアム、売上551%ジャンプ、損失も80%アップ
【チェンナイ】インドを代表するインターネット/Eコマース企業で、ナスダック登録のSatyam Infoway Ltd(SIL)の2000年3月期年間営業額は前年の10.3クローから67.1クロー(US$1538万)に551%ジャンプした。しかし、企業買収やブランド・ビルディングコストが嵩み、金利/減価償却費/減債基金積立/税引き前に、前年の11.1クローを80%上回る20クローの損失を計上した。
エコノミック・タイムズ/ヒンドゥー・ビジネス・ラインが9日報じたところによれば、SILは昨年11月にIndiaWorld Communicationsの24.5%の権益を買収、2000年9月30日以前に残余株式も買収するオプションを認められた。したがってSILの99/00年度業績には昨年11月以降のインディアワールド・コムの業績が反映されている。
SILのインターネット接続サービス顧客は、前年の2万8000人から15万1000人に439%アップした。1998年11月にスタートした同社のインターネット・アクセス・サービスは目下国内40都市をカバーしている。
インターネット・アクセス・サービス収入は35.2クロー(US$806万)と、営業額全体の52.4%を占めた。
オンライン・ポータル“www.satyamonline.com”と“www.indiaworld.co”の2000年3月の月間ページ・ビューは各2800万/2300万で、合計すると5100万ページビューと、昨年同月の1300万ページビューから292%拡大した。
アナリストは、ドットコム企業は一般に収入源確保を無視して事業の拡張を図る傾向があるが、SILは収入源の拡大も図っており、この方面でも予想を上回る成果をあげたと評している。
SILはビジネス拡張のための様々なイニシアチブを採用しており、ジャムシェドプールとカルカッタにおけるケーブルTV網を通じたインターネット・サービスも開始した。
オンライン・ビジネスのカバー範囲はオンライン・バンキングからオンライン・ストック・トレーディング、ヘルスケア、トラベル、ショッピング、その他のチャンネルへと拡大、言語面もヒンズー語、タミール語、テルグ語をサポート、B2Bポータル“seekandsource.com”も稼働させた。
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