2000-04-11 ArtNo.22132
◆国営石油HPCL/ウィプロと合弁でソフトウェア会社設立
【ムンバイ】国営石油大手Hindustan Petroleum Corporation Ltd (HPCL)は、Wipro Infotech Ltdと合弁でソフトウェア会社を設立する。
インディアン・エクスプレスが9日、信頼できる筋の消息として伝えたところによれば、HPCLとウィプロはHindustan Infotech Ltdと命名される予定の合弁会社に各26%出資、残りの48%のシェアは金融機関に割り当てる。将来は公募上場も検討している。
新会社はHPCL傘下の小売チェーン、ディーラー、ガソリン・スタンドに対してネットワーク・ソルーションを提供する。
HPCLのインフォテック市場進出はAndersen Consultingの報告に基づくもの。同報告書は、95クロー(US$2177万)を投じ、エンタープライズ・リソース・プラニング(ERP)の設計/実行、情報技術機構の再編、Eコマース用ハードウェア/コミュニケーション・ベースの構築に関わる戦略的ハード/ソフトプロジェクトを実行するよう提案している。インフォテックは石油会社にとっては未開拓の領域であることから、大部分の投資は当面他社との合弁方式を通じてなされる。インフォテック合弁会社を設立する主要な目的は、ビジネス環境の変化に効果的に対応できるよう組織を再編することにある。HPCLはまた社内にインフォテック関連事業を統括する新部門を設ける計画と言う。
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